calantheの風景

谷町四丁目の日々の風景。

吉野杉





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全部杉の木。
全部吉野杉。

木を買いにいったのではなく、
木を見にいった。

50歳の木があって、
100歳の木があって、
250歳の木がある。

300歳以上の木があまりないのは、200歳を過ぎる頃から、真の部分が腐り始めるからと教えてくれた。

材木の森は、薄暗い。
物言わぬ木は、静かに、いつかの出番を待っている。

木を買う時、メールやFAXで買わない。
自分の目で見て、香りを確かめる。
そして、耳をあてる。

特別なにかを感じたい訳じゃなく、
ただ、好きなだけ。

買わないつもりが、
買ってしまう。

大きくて分厚い木を買った。


吉野杉の良さは、10年、20年経つと、よくわかると、材木屋のおじさんは、話す。
杉が好きなんだなぁと思いながら、
僕も負けてないと思った。














  1. 2019/01/24(木) 00:54:01|
  2. 小風景

風景



柔らかな日差しの中に身を置いて、
風景を思い描いてみる。

話しながら、ふわりと風景が浮かぶ。

紙の上でもなく、画面の中でもなく、
まずは、その場に身を置いてみることです。

寒くて身体が震えているのか、
わくわくして、身体が震えているのか。

少しずつ鮮明になっていく風景が、
紙の上で風景となり、
手紙のように、心に届くまで。

風景を描く。



  1. 2019/01/21(月) 00:20:17|
  2. 小風景

2019年





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本年もどうぞよろしくお願いいたします。

明日より、通常営業いたします。
ホームページのデザインに、昨年行いました住宅リノベーションの写真を掲載いたしました。
是非ご覧ください。




  1. 2019/01/04(金) 17:01:08|
  2. 小風景



去年の今頃、
宮大工の方から、沢山の木と道具を頂いた。
1人では持てないくらいの大きな欅の塊。上品な柾目の尾州檜。
一生困らないほどの量の鑿。いろんなかたちをした鉋。それに、手斧。

大きな欅の塊から、扉を2枚つくった。
テーブルの天板にできる程の幅を縦に割って扉の枠に。
きっと、書院棚になる予定だった板を半分に割り鏡板に。
上下の部材も、ひと塊りから取り、
そうして、2つの扉は出来上がりました。

譲っていただいた鑿を叩き、
譲っていただいた鉋で削り、
木を運び出すのを手伝ってくださった方のところへ、扉を届けました。

年季の入った道具を見て、
年季の入っていない、僕の道具を見て、
生前されていたお仕事に、いつか少しでも近づく日を楽しみに、今の精一杯で、欅という木に向かいました。

持ち手は、銅製です。
4つのかたちを考えて、結局、ごくごく普通の持ち手となりました。
それでよかったんだと思います。
4つの可能性が生まれたこと、ただ、それがよかったんだと思います。

扉には、そんな物語があるのです。

木は、木地のままです。
キラキラと輝いています。
雨が当たれば、染みになり、日に焼け、
いつか、真っ黒の門戸のような風格になるでしょう。

持ち手も、素のままです。
ピカピカと輝いています。
一度握れば、手の跡が付きます。
沢山の人に触れてもらい、いつの日か、奈良の大仏さまのような色味を帯びるでしょう。

その場所に、相応しい材料があると思います。
ここには、欅が最も相応しく、銅がそれに最も相応しかったのです。




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  1. 2018/12/29(土) 22:04:02|
  2. 小風景

森森と




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終了致しました。
お越しくださりました方々、ありがとうございます。
お越しになれなかった方々、ありがとうございます。


  1. 2018/12/13(木) 09:37:17|
  2. 小風景
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