calantheの風景

谷町四丁目の日々の風景。

門扉

射し込む光が美しく、
その中にある影が印象的。

そんなことは必要なく、
もっと淡々としていたらいい。


そういうことは、偶然に起こることではなく、
最初からそうなるものだと思うのです。

鉄という素材を使い、門扉をつくるなら、
どんな門扉をつくるでしょう。
真っ赤に焼いて、思うかたちをつくり、飾りつけるか、素材のもつ雰囲気を大切に、鉄の門扉らしい雰囲気のものをつくるのか。

それとも、求めるかたちをつくりあげるのに、鉄という素材が適材なだけなのか。

鉄は、硬く、重く、強いものであり、
鉄は、柔らかく、軽く、弱いものでもあるのかもしれません。
きっと、その両方なんだろうとも思うのです。

硬く強い特性を活かして、
柔らかく弱い特性を活かして、
見たことのない、門扉をつくれるか、試してみたいのです。

ふんわりと、柔らかく、軽やかに。

この場合は、鉄という素材が大切なのではなく、
鉄という素材のもつ特性が大切なのであって、
鉄の門扉という選択になるんだと思います。

そうなると、できたものは、一見、紙でできたものに見えるのかもしれません。
鉄でできたものに見えないことを、望んでいるような気がします。


そんなイメージで、新しくなる、古いお家の
新しい象徴をイメージする。

大切なのは、それが、そのお家にとって、
一番自然に見えるかなのだと思います。
自然に溶け込むように、閉じられた門扉があると、
その門扉は、ふんわりと柔らかく、軽やかに、
あるべき場所にあるのだと思います。

それは、きっと、僕の中の、大切な一つの主題でもあるような気がします。




  1. 2018/06/14(木) 21:21:45|
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