calantheの風景

谷町四丁目の日々の風景。

杉と釘の門扉




この杉の木は、いい。
こんなにも目の詰まった杉の木を見たのは、はじめて。
ゆっくりと育ったその木は、多くの油分を含み、軽い木なのに、重い。
削って暫く、じんわりと油が浮き上がる。
手の跡が残らないように、手袋をはめて向かうことが、
とても神聖なものに触れるようだった。

いい木に出会うと、
いい仕事をしたいと思う。
いい仕事と、まだ言えないけれども、
今出来る、いい仕事をしたいと思う。


そうしてできる、普通のもの。


できた扉に、釘を打ち込む。

替折釘という、名前を持つ釘。
規則正しく打つ。

軽やかで、品良く、
日本の木と、日本の釘。


美しいもの。




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  1. 2018/08/02(木) 02:07:02|
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