calantheの風景

谷町四丁目の日々の風景。




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大きな大きな、とても大きな杉の木を眺めながら、
生きているとか、死んでいるとか、考える。

木は、切られたら、死んでしまう。
でも、板になっても、呼吸している。
死んでしまっているのに、生きている。

この木は、どこかで、何百年ものあいだ、生きていた。幹まわりは、2メートルはあっただろう。

眺めていると、まだ生きているようだ。


生きていることは、素晴らしいことだけど、
死んでしまうことも、素晴らしいことなのかもしれない。


きっと、その先は、死んでみないとわからない。
でも、今、とても幸せに包まれている頃でしょう。
きっと。
今、幸せと思えるのだから、その先には、もっと幸せが待っていると思います。


ただ、この大きな杉を見ていると、
その先に、素晴らしいことが待っているような気持ちになる。


木を見て、幸せと思えるのは、幸せだ。

そして、この大きな木を見ながら、
何も出来ない自分がいる。







  1. 2018/09/25(火) 00:51:19|
  2. 小風景

お知らせ





少し先の事になりますが、12月8日~11日に個展を致します。

場所は、京都烏丸あたりです。

詳細は改めてお知らせいたします。

皆さま、お楽しみに。





  1. 2018/09/10(月) 17:50:59|
  2. 小風景

できた風景




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住宅のリノベーションが完了しました。



  1. 2018/08/26(日) 12:53:38|
  2. 小風景

杉と釘の門扉




この杉の木は、いい。
こんなにも目の詰まった杉の木を見たのは、はじめて。
ゆっくりと育ったその木は、多くの油分を含み、軽い木なのに、重い。
削って暫く、じんわりと油が浮き上がる。
手の跡が残らないように、手袋をはめて向かうことが、
とても神聖なものに触れるようだった。

いい木に出会うと、
いい仕事をしたいと思う。
いい仕事と、まだ言えないけれども、
今出来る、いい仕事をしたいと思う。


そうしてできる、普通のもの。


できた扉に、釘を打ち込む。

替折釘という、名前を持つ釘。
規則正しく打つ。

軽やかで、品良く、
日本の木と、日本の釘。


美しいもの。




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  1. 2018/08/02(木) 02:07:02|
  2. 小風景

美学


月日の経過した建物の中に流れていた空気が、
新しい空気を取り込んで、少し変わった。

少し変わったような気がしたような、
でも、変わっていないような気も少しする。

それぞれの扉の先は、以前とは全く違う空間が待っていて、それでいて、真っ新でもない。
特別に誂えたものがあり、
既製のものもあり、
大量生産されたものもあり、
そのそれぞれが、いいと思えるように、空間を彩る。

隣合う楢の木と塩地の木。
そこに違いがある必要があり、
だから、木を選ぶ。

次は、杉の木を選ぶ。
そして、釘を選ぶ。

杉、されど杉。

釘、ただの釘、ではなく、釘が大切。




  1. 2018/07/17(火) 22:17:04|
  2. 小風景
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