calantheの風景

谷町四丁目の日々の風景。

椅子




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昔、イギリス、ウェールズで生まれた椅子。
森の中に小屋を建て、周りの木を使って出来た椅子。
それは、素敵な椅子。

写真を見て、本を読んで、生まれた頃の音楽を聴いて、
その椅子の姿を探す。
椅子をつくりたいのか、その頃の風景をつくりたいのか、
いったい、なにをつくりたいのか。

カノンのように、追いかけ。
追いかけて、追いかける。
追いかけ、模倣して、
そして、フーガのように。
ひとつ、はじまり、そして、広がる。

街の中、森の中、どこにいても、見たい風景があり、
見たことのない風景を、かたちにしようと手を動かす。

見たことのない風景を、いつか見たいと思い、
見たことのない風景を、いつか見てもらいたいと思い、

また明日も、思い描く。







  1. 2019/07/26(金) 23:20:38|
  2. 小風景

キッチン




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引き出しが付いて、
扉が付いて、

整然と、静かに。


  1. 2019/07/26(金) 21:32:43|
  2. 小風景

彫る




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大きな木から、分厚い板に引く。

厚い板を彫る。

身体を包み込むために、彫る。

素敵な夢を。
夢で、また会おうね。


  1. 2019/07/19(金) 22:33:34|
  2. 小風景

杉の木と替折釘




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杉の木の香りは、とても清々しく、
替折釘が小気味よく並ぶ。

大陸の雰囲気でありつつ、日本的。

欧州の家具なら、オークの木に大きな鉄鋲が打ち付けられるだろう。

柾目という控えめな個性。




  1. 2019/07/18(木) 21:19:28|
  2. 小風景

ウィンザーチェア 木を曲げる




ウィンザーチェアをつくりました。

肘掛の部分は、木を曲げました。
人口乾燥された木を数時間蒸して、曲げの装置にセットしましたが、曲がりませんでした。
数人がかりで曲げても、ビクともしませんでした。他の木は、曲がるというより、折れてしまったものもありました。
人口乾燥された木は、見た感じは普通の木ですが、過乾燥のため、細胞なのか、繊維かが、壊れてしまっているため、折れ口は、ボロボロでした。
次に天然乾燥された木で試してみると、すんなりと曲がりました。
曲がる時は、ほんとに木なのかというぐらい、すんなりと曲がります。

人口乾燥することは、木を早く使える状態にでき、その後の安定性も高いので、とてもいい方法だと思うけど、
折れてしまった木口を見ていると、半殺しにしているような気持ちになります。
天然乾燥は、木の水分が抜けていくのに時間がかかります。
ゆっくり、厚みが違えば、乾く時間も変わります。6cmの板は、使えるまで6年待ちました。

ゆっくり、じっくり、乾かして。
曲げるためにも、ゆっくり、じっくり、蒸しました。

肘掛に、虫食いの穴が数ヶ所。
あるよりは、ないほうがいいものだけど、虫も食べたくなる木のほうが、やっぱりいいなと、
出来た椅子の肘を撫でてみる。

いい椅子だ。



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  1. 2019/07/14(日) 22:51:03|
  2. 小風景
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